そのⅠ 感染症対策について
1.基本的な考え方
私たちは主な感染経路である「接触感染」と「飛沫感染」に注意します。
ただし、感染症等での人権侵害を生まない配慮をします。
都知事より不要不急の外出自粛等の要請、学校、興行場等の使用制限等の要請等が出た場合は原則、勉強会、居場所を中止します。
ただし、緊急性を要する支援案件があった場合はオンラインにて関係者が対策会議をおこなうことがあります。
2.感染症流行期には三密対策を行います。
感染症防止の三密「密集」「密接」「密閉」を避ける対策を実施します。
密集対策:利用者・支援者同士のソーシャルディスタンスを保つように声掛けをします。
1部屋当たりの人数を分散し密集を避けます。
密接対策:対面でのコミュニケーションをとる時はマスク等の着用や、アクリルボードを使用し密接を避けます。
また不必要な身体接触を行わないように注意喚起を行います。
密閉:勉強会、居場所等については、窓を開ける、換気扇を使用する等を行います。
換気をして密閉を避けます。
3.勉強会・居場所での感染症安全対策
参加者の健康管理:事前に検温、手洗い、健康状態の確認をしていただき、問題がある場合には直接参加を中止していただき、ZOOMでのオンライン参加に切り替えてもらいます。
入室時の確認:入室前に手用消毒液による除菌をしていただきます。
実施場所の確認:換気(換気扇、窓をあける)、手用消毒液の設置、空気清浄機の確認をします。
参加中に体調が悪化した場合は直ちに帰宅していただきます。
帰宅が困難な場合は一時的に隔離をし、病院等に連絡の上、待機をしてもらいます。
4.アウトリーチ時の感染症安全対策
支援者の健康管理:事前に検温、手洗い、健康状態の確認をします。
当事者の健康状態の確認:ご家族に当事者を含めたご家族の健康状態の確認をし、体調不良時には日を改めて訪問します。
訪問時の確認:訪問前に携帯手用消毒液による除菌をし、マスクを着用します。
訪問先へのお願い:事前に窓を開けるなどの換気、空気清浄機作動、等の安全対策をお願いしておきます。
4.利用者へのお願い
検温:勉強会・居場所に行く前に検温をお願いしています。
家族を含む体調不良時:出席を取りやめてください。
移動時:マスクの着用をし、移動時の食べ歩きをやめてください。
感染発覚時:速やかに報告をお願いします。
そのⅡ 家庭内暴力に対する安全対策
1.基本的な考え方
暴力に対しては徹底拒否します。
利用者・支援者は暴力を甘んじて受けたり、逆に暴力を力で抑え込んだりするようなことはしません。
本人の言葉に対しては根源にあるのは悲しみだと理解し、素直に受け止めます。
2.具体的な対応方法
・精神疾患、幻覚や妄想などを伴わない場合
①刺激をやめる:皮肉や嫌味、否定的な言動を避ける。本人の言葉、訴え、恨みにしっかり耳を傾ける。背景にある「悲しみ」を理解する。言いなりにはならない。
②暴力は嫌だと伝える:暴力はダメではなく、嫌だと伝える。
③家の中に他人を入れる:警備会社、家の修復業者、ファイナンシャルプランナーなど。
④通報・避難の予告:「こんどやったたら通報します」と伝える。
・身の危険があったり、ケガした場合
①通報:事前に警察に通報しておき、必要な時は毅然として行う。ただし、逮捕が目的ではない。
②避難:暴力のあった当日に落ち着いてから避難する。退避後すぐに本人に連絡し「暴力が嫌だから逃げた。あなたから逃げたわけではない」と伝える。毎日電話する(約5分ほどが目安)。
③一時帰宅:暴力が完全に収まるまで戻らない。避難後1~2週間が目安。一時帰宅は一泊程度を繰り返す。