長いトンネルに一条の光を与えてくれました
息子は6年前に大学に行けなくなり、引きこもりました。
半年は本人も家族も地獄のように苦しみました。
親は、信頼できる人に相談し、あらゆる本を読み、夜ごとにネットで調べ、なんとか解決の手がかりをつかもうと必死でした。そして、この会と出会いました。
会の皆さんの働きかけがきっかけで、長いトンネルに一条の光を与えてくれました。
あれから6年。
息子は、元気を取り戻し、今は好きな事に熱中し、自分の夢に向かって努力しています。まだ大学は休学中ですが。
人が怖いと外にも出られなかったのに、今は友達もでき、時々泊まりにきて、楽しそうな笑い声が聞こえます。
今日は、仲間と3泊の旅に出かけました。
大学復帰よりも、就職よりも、まずは、人間の輪の中に入っていけること。そして、なによりも、自分に対して自信を取り戻し、自分のことが好きになること。
遠回りに見えて、長い意味で、一番大切なことのように思えます。
それは「人と触れ合うこと」の中でしか育まれません。
神経症的な症状も、偏った感じ方も、ゆっくり改善してきました。
引きこもったまま、放置すれば5年、10年あっと言う間です。
親は子どもの健康を取り戻し、成長させるために、あらゆる努力を惜しんではならないと思います。
息子もゆっくりと成長しています。
そして、親も苦労はしましたが、以前と比べれば、ずいぶん、ましな人間になったと思っています。
親子関係も今、ゆっくりと再建してるところです。
この会に出会ったことを心から感謝いたします。
( 神奈川県から参加 / 2014年 )